フィリピンのどの英語学校に留学すれば良いのか?
留学できるフィリピンの語学学校をリストアップ!
セブ、マニラ、バギオ、ダバオ、クラーク、タルラック
スービック、パラワン、イロイロ、バコロド、ボホール
ダバオはフィリピン南部のミンダナオ島の南岸にある都市です。人口は150万人を数え、マニラ首都圏、広域セブに次ぐフィリピンで3番目に大きい都市圏です。
フィリピンは北部のルソン、中部のヴィサヤ、南部のミンダナオの3つに大きく区分されます。ダバオは南部ミンダナオの中心都市で、政治、経済、文化の中枢をなしています。
フィリピンは16世紀になってスペインの植民地となりましたが、ダバオを含むミンダナオ地方は長く手付かずのままでした。スペインがダバオの支配に着手したのは19世紀に入ってからですがうまくいきませんでした。その頃までダバオは実質的に現地人だけが住む小さな集落に過ぎませんでした。
米西戦争の結果、フィリピンの支配権がスペインからアメリカに移り、ダバオの開発かここから本格化しました。その担い手となったのは日本からの移民でした。
ダバオに移民した日本人はココナツやマニラ麻の大規模なプランテーションを経営し、最盛期には2万人の日本人がダバオに住んでいました。ダバオの日本人街には日本領事館や病院の他、日本人学校や神社まで作られました。ダバオの発展の礎となったのは、彼ら日本からの移民たちだったのです。
第二次大戦後、多くの日本人がダバオを去り、代わりにアメリカ資本が入ってきました。ドールなどの農業企業が大規模な果樹のプランテーションを開発し、農業がダバオの主要産業として発展しました。ドールのバナナはフィリピンの主要な輸出産品となっています。
現在では農業の他に工業もダバオの重要な産業となってきました。また、ダバオは政治、経済だけでなく文化面でもフィリピン南部の中心都市であるため、市内には30を超える大学があります。こういった人材を活用して、コールセンターやIT関係のアウトソーシング産業も最近は成長してきています。
フィリピンの留学先としてダバオはセブやマニラに比べると地味な存在です。しかし、地方の経済、文化の中心都市という意味ではセブと同じであり、ダバオにも良質な英語人材が揃っています。また、1年を通じて気候の変動があまりなく、台風がやってくることも少ないダバオも留学先の候補として検討する価値があります。
学校名をクリックすると各学校の詳細情報のページに移動します。